Q&A 〜よくあるご質問〜

①琉球古典音楽とは何ですか?沖縄民謡とどう違うのですか?

→琉球古典音楽は琉球王国時代に士族によって発展した芸能です。8・8・8・6音の定型詩「琉歌」をゆったりとした三線に合わせてじっくり歌います。宮廷芸能ですので重厚な雰囲気があります。これに対して沖縄民謡は宮廷ではなく庶民の間で発展してきた芸能です。琉球古典音楽は2000年に国指定重要無形文化財に指定されています。

 

②三線を持っていないのですが購入する必要はありますか?どこで買えばいいですか?

→三線の貸し出しはしていないので、入会にあたってはご自分の三線をご用意いただく必要があります。ネットで手軽に買える時代ですが、三線は繊細な楽器であり購入にあたっては注意が必要です。ご相談いただければ信頼できるお店を紹介いたします。50,000円前後でしっかりしたものが手に入ります。

 

③どんな人が習っていますか?三線はおろか楽器に触ったことがないのですが大丈夫ですか?

→学生、主婦、会社員、タクシードライバー、教員、ジムインストラクター…多様な人が参加しています。楽器の経験なく入門した人がほとんどです。初めての方には三線の構え方、音の出し方、工工四(楽譜)の読み方から丁寧にレクチャーしますのでお気軽にご参加ください。

 

④他の三線教室に通っているのですが、掛け持ちは可能ですか?

→すでに他の三線教室で琉球古典音楽を習っている場合は、掛け持ちできません。他の三線教室をやめて全友會に移籍することは考えられますが、様々な関係がありますので事前にご相談ください。民謡教室との掛け持ちは可能ですが、こちらもやはり色々な関係がありますので事前にご相談いただくことをオススメします。

 

⑤本当によなは徹さんから指導してもらえるのですか?

→沖縄の練場は毎週、杉並練場は月に1回、與那覇徹から直接指導を受けることができます。

 

⑥見学はできますか?見学に費用はかかりますか?

→可能です。入会前に見学いただくことをオススメします。見学は無料です。必ず問い合わせフォームから事前にご連絡ください。

 

⑦歌を歌うのが恥ずかしいのですが三線を弾くだけではだめですか?

→歌と三線は「歌三線」とまとめて称されるように切っても切り離せない関係です。特に琉球古典音楽の場合は歌のメロディと三線のメロディが複雑に絡み合って表現されますので、三線だけでは成立しません。始めから大きな声は出ないと思いますが、少しずつ声を出し、歌声をつくっていきましょう。稽古では参加者みんなで一緒に歌いますので、気持ちよく歌っているうちに自然と歌が身につきます。

 

⑧月謝以外にお金はかかりますか?

→月謝に加えて練場ごとに運営維持費を1,000円程度集めています。入会金10,000円と毎年の年会費5,000円がかかります。また三線の楽譜「工工四」を購入していただく必要があります。舞台やコンクールに参加するときには衣装の購入も必要です。ただ、工工四も衣装も一度買っていただければずっと使えるものですので、基本的な出費は月謝程度だと考えてください。あとは稽古後の宴会費用でしょうか。

 

⑨コンクールとは何ですか?受けないといけないのですか?

詳しくはコンクールの説明ページをご覧ください。琉球新報社の琉球古典芸能コンクールは稽古活動の登竜門的な存在です。コンクールの課題曲には他の曲にも通じる重要な奏法がつまっています。入門したら、まずは新人賞の受賞を目標に取り組みましょう。